ニュースリリース NEWS RELEASE
2025年のニュース

木質バイオマス素材の社会実装促進に向けたエストニア企業Fibenolとの覚書締結について

住友商事ケミカル株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役 社長執行役員:安東 徳幸、以下「住友商事ケミカル」)は、エストニアの木質バイオマス素材メーカー、Fibenol OÜ(以下「Fibenol」)と同社が製造する製品の販売・マーケティング面での協業に関する覚書を締結しました。

Fibenolは、広葉樹の廃材を原料として木質バイオマス素材を製造する試験プラントをエストニアで操業しており、2030年にラトビアでの商業化を計画しています。一方、住友商事ケミカルでは、昨年度より新たに「グリーンケミカルビジネスユニット」を発足し、住友商事 グリーンケミカルSBUと連携の上、脱炭素社会の実現に貢献すべく環境配慮型ビジネスの新規開発へ注力しています。
Fibenolの商業化計画を見据え、同社の主力製品であるリグニン(商標名:LIGNOVA®)、及びその他の木質バイオマス素材について、住友商事グループの知見とグローバルネットワークによって日本国内、及び海外市場へ拡販することを通じFibenolの革新的技術の社会実装を図り、産業バリューチェーンの脱炭素化に貢献します。

リグニンは、その構造から石油化学品代替として、工業用樹脂、道路舗装等、様々な用途への展開を期待されているバイオマス素材です。Fibenol製品のLIGNOVA®は、品質面での特徴から競合他社の素材との差別化も可能であり、住友商事ケミカルによる同製品の需要開拓と安定供給は、サステナブルな環境負荷低減の観点から顧客と社会への新たな価値提供に繋がります。
この提携を通じて両社は木質バイオマス素材の一層の浸透を図り、エストニアと日本の協働によって脱炭素社会の実現へ向けた取組みを推進します。

LIGNOVA®見本
Fibenol試験プラント全景

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